ペダリング効率 ロードバイク

引き脚を使うのは本当に効率の高いぺダリングか?

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自転車のスキルの中で最も重要なものにペダリングがあります。
効率の良いペダリングについてはいろんな説がありますが、
「踏むだけでなくて引き脚も使い、ペダルの軌跡に沿って、常に丸く力を加えるペダリング」か、
「引き脚はできるだけ使わず、下向きにペダルを踏む瞬間だけ力を加えるペダリング」のどちらが良いのか、長年議論の対象となっています。

 

そこで、通常ロードバイクで使うビンディングペダルを装着し、引き脚を使って丸いペダリングをした場合と、
シューズを固定しないフラットペダルを装着し、引き脚を使えないようにし、踏み込みのみでペダリングした場合とで、ペダリング効率を比較しました。

 

実験環境としては、6%の上り坂と想定したトレッドミルで20km/hの速度(300W相当)で10分間走行しています。
ただし、実験を行う選手は1名だけで、実験も1度だけ、しかも実際のライディングではなく、上り坂トレッドミルで一定ペースで走った場合という、限られた条件での結果ということは考慮しておいてください。

 

気になる結果は5:10あたりからですが、データを一覧表にまとめてみました。

 

  ビンディング(引き脚を使った丸いペダリング) フラットペダル(踏み脚のみ)
感覚的な疲労感(20点で最大疲労) 13点 15点
心拍数(回/分) 175 180
血中乳酸濃度(mmol/L) 3.1 3.1
呼気ガス量(ml/kg/m) 53 51

心拍数はフラットペダルのほうが高いのですが、呼気ガス量(これは酸素消費量を反映します)はビンディングペダルのほうが多いという結果になりました。
同じ運動強度(ワット)であれば、フラットペダルのほうが、必要な酸素量が(わずかながら)少なくて済む、
つまり、踏み込みのみのペダリングのほうが効率が良いという結果です!

 

ただしモデルとなった選手は、普段あまり引き脚を意識して使っていないそうで、360度にわたって力を加え続けるペダリングよりも、フラットペダルでの走行のほうが、普段の感覚に近かったそうです。
普段のペダリングに近いために、効率が良かったという可能性があります。

 

また、ある一つのペダリングが実戦で常に最も効率的というわけではありません。そのときの状況によってペダリングを使い分けているそうです。
たとえば、加速するときと、集団の中で休んでいるときでは、ペダリングも使い分けるべきでしょう。

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